2025年12月14日(日)、野村コンファレンスプラザ日本橋で行われた第15回運動器抗加齢医学研究会の午後のセッションで行われたスポンサードワークショップ「日本橋骨盤底診療所/骨盤底リハビリテーション専門施設「骨盤LAB」スポンサードBeeeY Femtech Park ツアー プロジェクト 第6弾!「大学生」×「科学者」×「企業」ワークショップ 」のファシリテーターを担当させていただきました。
「運動器の健康」というテーマを軸に、次世代を担う大学生が社会課題にどう向き合うか。その対話を加速させる場づくりの事例をご紹介します。
背景と課題
本ワークショップでは、以下の二つの切実なテーマが設定されました。
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「痩せていることが美しいという世界を変えるためにできること」
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「小児期からの運動嫌いをなくすためにできること」
これらは個人の嗜好だけでなく、社会構造や教育環境が複雑に絡み合うテーマです。専門的な知見を前提としつつも、参加した大学生が自身の経験を言葉にし、納得感のある「提言」へとまとめ上げるための論理的なプロセスが求められました。
今回のアプローチ
限られた時間の中で議論を深めるため、科学コミュニケーションの技法を用いた「思考の可視化と構造化」を軸に設計しました。
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発散と収束のデザイン: 付箋を用いたKJ法をベースに、個々の意見を「見える化」し、共通項や因果関係をグループ全員で確認しながら整理。
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フラットな対話の場の醸成: 専門用語の壁を取り払い、大学生一人ひとりが「自分の言葉」で語れるよう、問いの立て方を工夫しました。
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構造的なまとめ: 単なる感想で終わらせず、意見の繋がりを構造的に整理しやすくすることで、発表に向けたロジカルな提言作成を支援しました。
結果と反響
当日は24名の大学生が参加し、4つのグループで熱気あふれる議論が展開されました。
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多角的な提言: 最終的には、若者世代ならではの視点による具体的な社会への提言が各グループから発表されました。
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参加者の変化: 「複雑だと思っていた問題が、整理することで解決の糸口が見えてきた」といった声があり、思考を構造化するプロセスの重要性を共有できました。
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主催者評価: 専門家と学生の間に入り、対話をデザインする「翻訳者」としての役割を高く評価いただきました。
研究会会長の坂本優子先生(順天堂大学医学部附属練馬病院整形外科准教授)、本田由佳先生(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授)をはじめ、当日の参加者の皆様にお礼申し上げます。
- 参照
- 第15回運動器抗加齢医学研究会
まとめ:お問い合わせについて
科学コミュニケーター 漆畑文哉は、研究機関や企業の複雑なテーマを、対話を通じて可視化・構造化するワークショップデザインを承っております。 「専門的な内容を一般向けに展開したい」「多様なステークホルダーとの合意形成を図りたい」といった課題をお持ちの方は、ぜひ以下のお問い合わせフォームよりご相談ください。