日本テレビ「news zero」に慶應義塾大学SFC研究所 健康情報コンソーシアム 新型コロナ予防啓発ポスター「#キミはどっち」。「複雑な専門知を、いかにして誰もが直感的に理解できる『言葉』と『形』に変換するか」。 日本テレビの報道番組『news zero』において、私が制作に関わった新型コロナウイルス感染症対策ポスターが紹介されました。
あなたと誰かが #つながるニュース 。今回は「それでも顔を触りますか?」です。渋谷駅や原宿駅に貼られている“顔にカラフルなメイク”が施されたポスター。そこに書かれた文字は“DON’T TOUCH!(触るな!)”その理由は…(6月14日放送)#newszero #キミはどっち pic.twitter.com/Fn7NNY4Ixw
— news zero (@ntvnewszero) June 14, 2021
こちらのポスターでは、主にキャッチコピー周辺の制作に協力させていただきました。ポスターが多くの方の目に止まっている事を嬉しく思います。
新型コロナウイルス感染対策が続く中、科学情報とアートが融合したこのポスターが渋谷駅や原宿駅で多くの方に見られ、行動変容につながることを心より期待しています。
- 参照
- 【制作協力】慶應義塾大学SFC研究所 健康情報コンソーシアム 新型コロナ予防啓発ポスター「#キミはどっち」渋谷・原宿駅にて掲示

背景と課題:情報の「正しさ」と「伝わりやすさ」の両立
コロナ禍において、感染対策の情報は溢れていましたが、それらを「自分事」として捉え、具体的な行動に移すための視覚的なガイドラインはまだ十分ではありませんでした。
-
課題: 医学的なエビデンスを損なうことなく、かつ日常の風景に溶け込み、一目で要点が伝わるデザインが求められていた。
-
狙い: 教育学的な知見(インストラクショナルデザイン)に基づき、情報の優先順位を整理し、無意識に適切な行動を選択できるような「情報の翻訳」を行うこと。
今回のアプローチ:教育学的視点による「情報の構造化」
ポスターの制作にあたっては、単なるグラフィックデザインに留まらない、学習科学の視点を取り入れました。
-
「足場かけ(スキャフォールディング)」のデザイン: 専門的な用語を日常の言葉に置き換え、図解を用いることで、子どもから大人までが共通の理解を持てるよう構成を工夫しました。
-
ナラティブ(物語)を意識した視覚伝達: 「何をすべきか」という指示だけでなく、その行動が「なぜ大切なのか」という文脈(コンテクスト)を視覚的に提示。納得感を伴う行動変容をデザインしました。
-
メディアとの連携による社会実装: 『news zero』という影響力のあるメディアで取り上げられることで、制作したポスターが広く社会に届き、公共の安全に寄与する「知の社会実装」のプロセスを経験しました。
結果と反響:報道を通じて広がる「知の循環」
放送後、SNSや各教育機関、公共施設などから多くの反響をいただきました。
-
反響: 「一目で何をすべきか分かり、安心感につながった」「難しい情報を整理して伝えることの重要性を再認識した」といった声をいただきました。
-
成果: 専門的な知見(教育学・科学知)を、デザインという手法を用いて社会の具体的なソリューションに変える「漆畑流の情報の翻訳」が、広く認められた実績となりました。
まとめ:支援する「情報の可視化・翻訳」
私は、教育学の理論を武器に、専門的な情報を社会のニーズに合わせて「正しく、分かりやすく」届けるサポートを行っています。
-
専門知の可視化・デザイン支援: 論文、研究データ、専門的なマニュアルを、一般の方に響くポスターや教材へと再構成します。
-
公共・企業の広報戦略アドバイザリー: 教育学的エビデンスに基づき、受け手の認知負荷を下げ、行動を促すコミュニケーションを設計します。
-
メディア連携・ナラティブ構築: 専門家の活動を社会的な価値として言語化し、メディアを通じて広く届けるためのプロセスを伴走支援します。
専門的な内容を社会へ分かりやすく届けたい、あるいは情報のデザインを通じて課題解決を図りたいとお考えの方は、ぜひ以下のお問い合わせよりご相談ください。