2021年6月27日(日)と7月25日(日)オンライン開催の「ナカメグローベル賞トークイベント「もう悩まない!親子で楽しむ自由研究 〜子供の好奇心を引き出す方法〜」にコメンテーターとして登壇いたしました。
「ナカメグローベル賞」はThink Square(シンク・スクエア)と中目黒 蔦屋書店が共創したプロジェクト。子供の自由研究を支援し、さらに大人が深掘りして事業化を目指すというチャレンジングな試みです。
「夏休みの自由研究、テーマが決まらない……」「レポートがまとまらず、つい親が手を出してしまう……」 そんな保護者の皆様のお悩みに応えるべく、ナカメグローベル賞トークイベントにて「親子で楽しむ自由研究 〜子供の知的好奇心を引き出す方法〜」と題した講演を行いました。
学びのデザイナーとしての視点から、自由研究を「苦痛な宿題」から「最高の探究体験」に変えるための具体的なメソッドをお伝えします。

自由研究が「むずかしく」なってしまう2つの理由
自由研究が進まない背景には、大きく分けて2つの「思い込み」があります。
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順番どおりにやろうとしてしまう: 最初から「テーマ」や「目的」を完璧に決めようとすると、手が止まってしまいます。
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一気にやろうとしてしまう: 長い文章を一度に書こうとするのは、慣れていない子供にとって非常に高いハードルです。
これらは学校の「短時間で完結するタスク」に慣れているために起こる現象です。
漆畑流アプローチ:とにかく「なにか」を始めてみる
自由研究をスムーズに進めるコツは、内容の構成と取り組む順番を切り離すことです。
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テーマは「後づけ」でOK: まずは「気になること(好奇心のタネ)」を一つ見つけ、理科という枠組みに捉われず動いてみること
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時間を味方につける: 早く始めることで、繰り返し試行錯誤する余裕が生まれます。
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「好奇心のタネ」を研究対象に: 日常の些細な疑問(例:なぜ線香花火はパチパチするの?)が、立派な研究の出発点になります。
秘訣は「分割」と「組み立て」
複雑なレポート作成も、思考を分割することで驚くほど楽になります。
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情報の分割: 「今日は花火をしました」という一文を、「どんな花火?」「誰と?」「どんなところが楽しかった?」と小さく分けていきます。
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パズルのように組み立てる: 短く小さな文章(情報カード)を書き出し、それらを並べ替えて組み立てます。
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アウトライン(要約)から先に: 全体の設計図から先に書くことで、迷子にならずに最後まで書き上げることができます。
一つひとつは小さくても、積み重ねることで最後には大きな達成感を味わえる、それが自由研究の醍醐味です。
今回のトークイベント主催のThink Square 山本聡さん、企画運営を株式会社A-Co-Labo 原田久美子さんとともに作りました。この場をお借りして御礼申し上げます。
- 参照
- ナカメグローベル賞 〜自由研究プログラム
まとめ:支援する「知的好奇心」の育成支援
私は、子供たちが持つ純粋な好奇心を、理論的かつ創造的なアウトプットへと繋げる「学びのデザイン」を提供しています。
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探究型学習プログラムの開発: 自由研究やプロジェクト学習など、自ら問いを立て、解決する力を養うカリキュラムを設計します。
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親子向けワークショップ・講演: 保護者の皆様が「学びの伴走者」として子供を支えるための、具体的で再現性のあるメソッドをお伝えします。
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論理的思考・ライティング指導: 「分割」と「組み立て」の手法を用い、伝える力と構造化する力を育みます。
子供の「気になる!」を形にするサポート、または親子で学べるイベントの企画をお考えの方は、ぜひ以下のお問い合わせよりご相談ください。