【オンライン共同学習】分断を越えるコミュニティ設計|みんなの認知症情報学会 登壇レポート

2021年7月28日(日)13:30〜15:00、一般社団法人みんなの認知症情報学会主催の会員向けオンライン交流会『「ごちゃまぜ」で学びながら「幸福な自分と地域」をデザインしよう ~AIとみんなの認知症情報学が必要な理由~』のファシリテーターを務めさせていただきました

話題はコロナ禍においても必要な人間中心のAI(人工知能学)と認知症情報学の関係についてです。

コロナ禍でソーシャルディスタンスが叫ばれる中、あえて「顔の見える」オンライン空間を構築し、人間中心のAI(人工知能学)と認知症情報学が織りなす未来の可能性について、参加者と共に探究したプロセスをレポートします。

【ファシリテーター担当】「ごちゃまぜ」で学びながら「幸福な自分と地域」をデザインしよう ~AIとみんなの認知症情報学が必要な理由~

背景と課題:物理的な「分断」をどう乗り越えるか

コロナ禍における自粛生活は、これまで認知症ケアや地域活性化において不可欠だった「対面での交流」や「身体的な接触」を奪いました。情報の不透明さが不安を呼び、心身の不調を訴える人々が増える中、立場や専門を超えた対話の場が失われつつありました。

  • 課題: マスメディアが煽る不安ではなく、確かな「科学知」と「実践知」を共有し、多様な人々が「ごちゃまぜ」で繋がれる場をいかにオンラインで再構築するか。

  • 狙い: 人間中心のAIという高度な概念を、自分たちの「幸福」や「地域の在り方」という日常の文脈へと引き寄せ、主体的な学びに繋げること。

今回のアプローチ:教育学的視点による「実践共同体」の設計

私は教育学(学習科学・協調学習)の知見をベースに、竹林先生の提示する「新しい知見」と参加者の「現場の想い」を繋ぐ足場かけ(スキャフォールディング)を行いました。

  • 「共創」を生むリアルタイム・ナビゲート: 竹林先生による「人類未経験の高齢社会に挑む研究者」という情熱的なメッセージに対し、チャット欄から溢れ出す参加者の多様な意見をリアルタイムで構造化。一方的な講演を、全員で知を編み出す「知の共創プロセス」へと変換しました。

  • 専門知を「自分事」へ翻訳する: 人間中心のAIという抽象的なテーマが、なぜ私たちの幸福に必要なのか。漆畑さんが得意とする「情報のコンテクスト化(文脈化)」により、参加者が明日からの地域活動やケアの現場で活用できる「実践的な知恵」へと翻訳しました。

  • 「顔が見える」安心安全な学習環境: 単なる情報の配信ではなく、双方向の対話を重視。初対面の参加者同士でも、互いの多様な考え方を尊重し合い、安心して自己開示できる「実践共同体(Community of Practice)」としての場をデザインしました。

結果と反響:満足度を超えた「未来への連帯感」

会を終えた参加者の皆さんからは、非常に高い満足度と共に、未来への希望を感じさせる声が多く寄せられました。

  • 反響: 「AIが自分たちの幸福とこれほど密接に関わっているとは驚いた」「『ごちゃまぜ』で学ぶことで、独りではないという安心感と新しい視点が得られた」といった前向きな変化が見られました。

  • 成果: オンライン上であっても、適切な教育的介入(ファシリテーション)があれば、専門性を超えた深い連帯感と、質の高い知識構築が可能であることを実証しました。

話題と活動の場をくださった、みんなの認知症情報学会 代表理事、静岡大学特任教授の竹林洋一先生と参加された皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。

  • 参照
    • 一般社団法人みんなの認知症情報学会

まとめ:提供する「コミュニティ・ラーニング」支援

私は、教育学の理論を武器に、テクノロジーや専門知を「人の幸福」に結びつけるための対話の場をデザインしています。

  • オンライン・コミュニティの学習設計: 組織や学会の理念を浸透させ、メンバー間の協調的な学びを促進する場を構築します。

  • 「人間中心」の技術翻訳: AI、DXなどの先端技術を、生活者の視点で価値付けし、分かりやすく発信するサポートをします。

  • 多様な主体による「共創」のファシリテーション: 異なる専門性や立場を持つ人々が、共通の目的を持って対話できる環境を提供します。

新しい時代の「学び」と「コミュニティ」をデザインしたい、あるいは先端技術を社会価値として言語化したいとお考えの方は、ぜひ以下のお問い合わせよりご相談ください。

【ファシリテーター担当】「ごちゃまぜ」で学びながら「幸福な自分と地域」をデザインしよう ~AIとみんなの認知症情報学が必要な理由~
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