2018年に長女のためにDIYで作った単管パイプロフトベットが2019年5月13日、(株)単管DIY研究所のWEBサイト「単管DIYランド」単管名人のブログで紹介されました。
今回は専門的な教育研究やディレクションの仕事から少し離れ、今回は私の「暮らしの場」を自らの手でアップデートした記録をご紹介します。
限られた部屋のスペースを最大限に活用し、かつ自分にとって最も集中できるワークスペースを確保するため、単管パイプを用いた「ロフトベッド」のDIYに挑戦しました。
今回作成した単管パイプロフトベットは、趣味のDIYで作成したものです。作成過程で、(株)単管DIY研究所 様が販売している接続金具である「LABO金具」を使用したこと、InstagramやPinterestでアクセスがあったことがこの度の紹介に至るきっかけとなりました。
家族と一緒にライフスタイルをよくする試みとして始めたDIYが、他の方の生活をより豊かにするためのお役に立てれば幸いです。

背景と課題
自宅で研究や執筆を行う際、デスク周りの収納力と、リラックスできるプライベート空間の確保を両立させることが長年の課題でした。 市販のロフトベッドも検討しましたが、揺れに対する不安(剛性不足)や、既存の家具に合わせたミリ単位のサイズ調整が難しいことから、「ならば、最も信頼できる素材で自作しよう」と決意しました。
今回のアプローチ
建設現場などで使われる「単管パイプ」を素材に選び、機能性と堅牢性を追求しました。
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「構造」をゼロから設計: 耐荷重と揺れ防止を計算し、部屋の形状に完璧にフィットするフレームを設計。単管パイプならではの無骨な質感を活かしつつ、生活動線を損なわない配置を検討しました。
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拡張性の高いシステム: クランプ(金具)で固定する方式のため、後からの棚の追加や高さ調整が容易です。ライフスタイルの変化に合わせて「進化し続ける家具」というコンセプトを持たせました。
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身体感覚に合わせた空間作り: ベッド下のデスクスペースは、あえて「囲われた感」を演出。科学館の展示設計にも通ずる「人の居心地を左右する空間密度」を、自分自身の身体を使って検証する実験の場でもありました。
結果と反響
完成したロフトベッドは、驚くほどの剛性を備え、一切の揺れを感じさせない理想の作業拠点となりました。
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生産性の向上: デスク周りの視界が整理され、集中して執筆やリサーチに取り組める環境が整いました。
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DIYを通じた気づき: 頭で考える設計と、実際に重いパイプを組み上げる身体的作業の往復は、ワークショップデザインにおける「体験の重要性」を再認識する貴重な機会となりました。
コラム・ライフログとしての一言
科学コミュニケーター 漆畑文哉は、こうした日々の創意工夫も大切な「活動の一部」と捉えています。 一見、仕事とは無関係に見えるDIYも、「課題を発見し、構造を理解し、最適な形を具現化する」という意味では、科学コミュニケーションのプロセスそのものです。
「自分の環境を自分でハックする」というこの楽しさが、少しでも皆さんの刺激になれば幸いです。